2017年03月21日 [骨盤矯正]
腰椎すべり症の方は意外と多いんです。
腰椎すべり症と聞いたことがないような病名ですが比較的多くの患者様が患っています。
腰の骨は5つあるのですがその並びが軽く前にカーブしています。その並びから一つだけ前に飛び出して神経を圧迫してしまいます。
横から見て水平ラインから仙骨上部の角度は35度が理想とされています。
すべり症の方はこの角度が増して35度以上になってしまいます。前に角度が付けば当然滑りやすくなります。
施術としては前に滑っている骨を後ろへ矯正します。もう一つは仙骨の角度を調整します。
不安定な状態にある腰椎を機能不全に陥らせないために活動しているのが腹腔内圧と後部靭帯系、そしてインナーマッスル系です。
腹腔内圧とインナーマッスルはご自身で鍛えることが出来ますが靭帯とズレは一人ではどうしようもありません。
いくつかの靭帯も背骨を被っているのですがこのバランスを正しい位置へと戻していきます。
施術出来るところは当院でしますがご本人でやっていただく事もあります。こちら任せでは治りませんので
体操やストレッチ姿勢などの指導も致します。
すべり症の施術風景ですが非常に軽い刺激です。角度と姿勢を中心とした施術ですので怖そうに見えますが全然心配要りません。
すべり症が原因で脊柱管狭窄症も併発することが多いです。
また脊柱管狭窄症の編でアップします。