2025年02月12日 [鍼灸治療]
潰瘍性大腸炎〜つらい症状〜
私も潰瘍性大腸炎を約20年患っていました。現在53歳
今では何も問題なく酒もたばこも(少々)、自由に過ごしています。
まずはどういう疾患で症状と医学的な見解をお伝えします。
・潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる原因不明の慢性疾患です。
この病気は、大腸の最も内側の層である粘膜が自己免疫反応によって攻撃され
びらんや潰瘍を形成します。炎症は通常、直腸から始まり、連続的に結腸へと広がっていきます。
潰瘍性大腸炎は、炎症の範囲によって、直腸炎型、左側大腸炎型、全大腸炎型に分類されます。
潰瘍性大腸炎の特徴は、再燃と寛解を繰り返すことです。
再燃期には、下痢、血便、腹痛などの症状が現れ、病状が悪化します。
寛解期には症状が改善し、安定した状態が続きます。
軽症の場合は日常生活にほとんど支障がない一方で、重症の場合には入院治療が必要になることもあります。
潰瘍性大腸炎は、若年者に多く発症し、10代後半から30代にかけてピークを迎えます。
潰瘍性大腸炎は慢性的な経過をたどるため、長期的な管理が必要です。
適切な治療を行うことで、症状をコントロールし、寛解を維持することが重要です。
潰瘍性大腸炎の症状
潰瘍性大腸炎の症状は、炎症の範囲や重症度によって異なりますが、主に以下のような症状が見られます。
下痢
潰瘍性大腸炎の最も特徴的な症状は、頻繁な下痢です。
患者さんは1日に数回から十数回の水様便や泥状便が出ることがあります。
下痢は、大腸粘膜の炎症によって水分や電解質の吸収が阻害されることで起こります。
重症例では、1日に20回以上の下痢が続くこともあります。
血便
潰瘍性大腸炎に罹った場合、大腸粘膜の炎症や潰瘍から出血により血便が見られるケースが多く見られます。
出血の程度によって、鮮血が混ざる場合もあれば、黒色便(タール便)になる場合もあります。
腹痛
潰瘍性大腸炎の症状のひとつとして、下腹部を中心とした腹痛や腹部不快感を伴うことがあります。
腹痛は、大腸の炎症や蠕動運動の活発化によって引き起こされます。
重症例では、激しい腹痛や腹部の圧痛を認めることもあります。
全身症状
潰瘍性大腸炎は腹部の疾患ですが、炎症が全身に影響を及ぼす場合があります。
全身症状の例としては、発熱、体重減少、貧血、全身倦怠感などが見られます。
これらの症状は、感染や損傷に対する防御反応を促進する炎症性サイトカインの影響や、栄養吸収障害によって引き起こされます。
合併症
潰瘍性大腸炎が重度になった際には、以下のような様々な合併症が見られる場合があります。
中毒性巨大結腸症
大腸穿孔
大腸がん
潰瘍性大腸炎になりやすい人の特徴
潰瘍性大腸炎は、特定の年齢層や地域で発症率が高いことが知られています。
10代後半から30代の若年者に多く発症し、欧米では日本よりも発症率が高い傾向にあります。
潰瘍性大腸炎の原因
潰瘍性大腸炎の正確な原因は不明ですが、遺伝的要因、環境因子、免疫異常、腸内細菌叢の異常
などが複雑に関与していると考えられています。
遺伝的要因は、特定の遺伝子変異が発症リスクを高めると言われています。
環境因子としては、食生活の欧米化、ストレス、衛生状態の改善などが関与している可能性が指摘されています。
免疫異常は、腸管の免疫システムが過剰に反応することを指し、これによって大腸粘膜の炎症が引き起こされると考えられています。
腸内細菌叢の異常が、免疫システムの異常反応を引き起こす一因となっている可能性があります。
上記のような要因が絡み合い、潰瘍性大腸炎の発症にいたるのではないかと言われています。
潰瘍性大腸炎の検査方法
血液検査:炎症マーカーの上昇や貧血の有無を評価します。
便検査:細菌感染の有無や炎症の程度を調べます。
大腸内視鏡検査:大腸粘膜の炎症や潰瘍の範囲、重症度を直接観察できる重要な検査です。
生検により、組織学的な評価も行われます。
腹部CT検査やMRI検査:重症度の評価や合併症の有無を調べるために用いられます。
これらの検査結果を総合的に判断して、潰瘍性大腸炎の診断が下されます。
潰瘍性大腸炎の治療方法
潰瘍性大腸炎の治療は、症状の重症度や範囲に応じて、薬物療法や外科手術などが選択されます。
軽症から中等症の治療法
軽症から中等症の潰瘍性大腸炎の治療には、まずは5-アミノサリチル酸製剤が使用されます。
この薬には腸の炎症を抑える効果があるため、症状の緩和と病気の進行を防ぐのに役立ちます。
中等症から重症の治療法
中等症から重症の場合の治療法としては、ステロイド療法が用いられます。
ステロイドには強力な抗炎症作用があり、症状の急速な改善が期待できます。
ステロイドを使い続けないと症状が落ち着かない場合や、ステロイドが効きにくい場合では、
免疫調整薬や生物学的製剤(抗TNFα抗体製剤など)が検討されます。
内科的治療が無効な場合や、重篤な合併症がある場合の治療法
内科的治療の効果がなかなか見られない場合や、重篤な合併症が生じている場合には、外科手術が必要となることもあります。
また、食事療法や生活習慣の改善、ストレス管理なども重要な治療のひとつとなります。
潰瘍性大腸炎の治療の目標は、症状を和らげて落ち着かせること、症状が再発しないようにすること
合併症を防ぐこと、そして生活の質を高めることです。
↑ ↑ ↑
ここまではどうしても省略出来ない伝えなければならない一般的なことです。
当事者の皆さんはきっと頭に入っていることでしょう。
私も重症患者でしたのでその辛さは重々承知してます。
毎日20回以上の下痢&下血
段々と貧血も起こり関節痛まで起こりました。
最近の薬も優秀でこれだけで治る人も結構います。
薬を飲んでも直接ステロイドを入れても改善しない方へのメッセージです。
<私なりに原因と考えているもの>
まず食事は間違いなく関係します。
・刺激物→胡椒、七味、タバスコなど。大好きでした!
・脂肪分→パン(マーガリン)、ピザ、チョコレート、チーズなど
・添加物→リン酸塩、増粘多糖類、アミノ酸等
・人口甘味料→サッカリン、アスパルテーム、ネオテーム、アドバンテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース
なぜ体に悪いものが大々的に売られているのかは ”命より金” ”今だけ、金だけ、自分だけ” という
人たちが稼いでいるからです。
これらを完全に排除して食事を摂るのはものすごくお金がかかりますので
恵まれた方にしか出来ません。
しかし限定して摂らないようにする事は出来ます。
方法は食べてみて便が緩くなったり、回数が増えるものを記憶しておくことです。
例えば私の場合ケーキを食べると回数が増えました。おそらく生クリームだと思います。
本物の生クリームならマシですがホイップクリームでは顕著に便の回数が増えました。
このように体に起こる反応をリサーチしながらそれを避ければ良いかと思います。
・今の体と頭の状態を冷静に感じて頭の深い部分に力が入って自分の力では抜けない”しこり”のような
緊張した部位があるのがわかりますか?
そこの塊をほぐさないと自律神経に緊張状態が続き交感神経が張り詰めて
下痢を引き起こしてしまいます。
この緊張状態が病気を引き起こし治るのも困難になります。
・なぜ緊張状態が固定するのか?
これは私が確信したことなのですが
”逃げることが出来ないストレス”です。
例えば親の言葉や方針、いじめや友達関係
職場での上司や同僚、ノルマ町内行事、学校の役員、
これらは避けて通ることが出来ません。
成人以下のお子様は親のいう事を聞くしかありません。
潰瘍性大腸炎になれば心配して色々な情報を仕入れてきて
様々な治療法を勧めてきます。
サプリやらお茶やら波動やら布団やら漢方など・・・
これが余計なお世話です。
是非とも親御さん
「ほっといてください」
心配されることが逆にストレスなんです。
・職場では上司や同僚に潰瘍性大腸炎だという事を伝え
なるべく理解を得られるようにひたすら緩解するのを待つしかありません。
・逃れられないストレスから解放される方法
故)阿保 徹先生と 故)福田 稔先生が
考案された 「自律神経免疫療法」です。現在は自律神経と免疫の研究会
この本を読んで私はすぐに東京の湯島清水坂の本院まで通いました。
施術後の記憶ですが頭重感、頭の奥の緊張が取れていたことを
今でも覚えています。
この研究会に入会してセミナーへも参加し実際に施術を受けたことによって
私も出来るようになっていきました。
福田先生から「東京の本院まで働きに来い」とまで言われました。
<施術法>
体中に張り巡らされている自律神経を刺激していきます。
あえて軽い痛みを与え交感神経を緊張させて、その後副交感神経が働いて
自律神経のバランスを整えていく療法です。
すぐに下痢が治まる事はありませんが回数は確実に減ります。
週に1回を半年は通ってください。
私は当時、名古屋から東京まで通っていました。
交感神経の緊張を和らげて自律神経の
バランスを正常に戻していきます。
自分の治癒力では限界が来ていてどうすることも出来なくなった体を変えるには
この療法で自律神経のバランスを変えていくのが最適だと思います。
完全予約制
月曜定休日
火曜日〜土曜日9:00〜12:30
15:30〜19:30
日曜日9:00〜14:00
ひがし鍼灸接骨院
06-6947-9077